ララ 2006

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２００６年２月号

• 斎藤けん「with!!」は、新連載。ダークサイドとギャグが同居する斎藤けん。今回は、ちょっとダークサイドへの契機を秘めながらも、重くなってしまいそうな話を、ギャグの積み重ねで、バランスよく、テンポもよくすすめていく。次回以降もこのテンポを期待したいところ。
• マツモトトモ「英会話スクールウォーズ」は、相変わらず全然ラブじゃない思惑で動いていくうちに、何だかミョーな関係になってしまう２人。愛情の反対は無関心なんだそうだから、なんであれ意識せざるをえない状況にいるってことは……？
• 余裕がないほどがんばっているスーパー生徒会長。実は放課後メイド喫茶でバイトをしていて……？　という、タイトル通りの設定は、藤原ヒロ「会長はメイド様！」。メイド設定は狙いすぎのようにも思えるけど、主人公のがんばっている姿と、少しだけラクになった姿。それぞれの表情が、よいのです。

(2005.1.23)

２００６年１月号

• 葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」、アニメ化ですよ。日テレですよ。全国ネットですよ（たぶん）。いやあ、どんなことになってしまうんだろーなー。
• 筑波さくら「ペンギン革命」は、涼と藤丸がもう一度絆を確認するお話。この２人の温かい気持ちはもちろんだけど、この２人その他を手玉に取る社長のしたたかさもすばらしい。オトナの強さって、こうじゃなくちゃ。
• 橘裕「桃子マニュアル」は新連載。ちょっとマジカルな事情アリのメガネっ子ラブコメディ。主人公の友人、超現実主義なメグちゃんがステキ。こういうクールなお目付役がいると、お話がぴりっとするような気がしますよ。しかし、主人公がマニアック方面にウケる顔っていうか……この絵自体がマニアックな方面にウケてるんじゃないか、という気も……。
• 仲野えみこ「ひよこスクランブル」は、小さな弟妹の面倒をイヤでも見なけりゃいけない高校生のお話。クールで理知的な主人公が自分の本当の気持ちを見つけるまでを、ちょっとロマンスっぽいエピソードをまじえつつ描いていきます。
• にざかな「４ジゲン」。そうか、６２字以内だったのか…。数えてみると確かにそのとおりでしたよ。難しいな、この字数に収めるのは。

(2006.1.23)